3の法則
ソイルリサーチ部の大西です。
「世界3大○○」「三日坊主」「うまい、やすい、はやい」など
この世には様々な「3の法則」がありますが、今回は防災に因んだ3の法則を紹介します。
それはサバイバル業界においてしばしば用いられる、人の生存の目安 "The rule of threes"(3の法則)です。
血液(血流)なしでは3秒間 (3 seconds without blood)
空気(酸素)なしでは3分間 (3 minutes without air)
保温(体温保持)なしでは3時間 (3 hours without warmth/shelter)
水(飲水)なしでは3日間 (3 days without water)
食糧(摂食)なしでは3週間 (3 weeks without food)
同行者なし(孤立)では3ヶ月間 (3 months without human company)
以上のように、かなり衝撃的な内容ですね!
血液や空気などは、どうしようもないのでは‥?
その中でも、この法則によれば水を飲めなければ3日間(72時間)で、おおよその生存限界となり、脱水症状によって生命が脅かされることになります。
(人間は体重の10パーセントの水分を喪失すると臓器不全で死に至ると言われています)
さて、ここで再び「サバイバル=災害から生き延びること」について考えてみます。
地震などの災害発生から避難所開設・支援物資到着まで72時間以内とは限りません。
そうなると、いつでも持ち出せる状態で、家族全員の衣服(シェルター)、飲料水、食糧の確保が必要になります。
仮に夫婦と子ども2人の4人家族を想定した場合、一家に防災バック一つではとても足りません。
飲料水は1人1日3リットルを目安に必要と言われています。
他の物は難しくても、せめて飲料水の確保だけは確実にしなければなりません!
また、定期的に中身の期限切れを含めて状態をチェックするのも大切です。
いざという時に役に立たない、そんな事が無いように‥
さあ、さっそく今日から、お家の防災バックを見直してみませんか?
出典:サバイバルエッセンシャル:荒野で生き残る方法