地盤沈下
日本の地盤は粘土が多いため、自然由来のものや人工的なものを原因とした、地盤沈下という地盤が沈む現象が起きます。
一般的には一度沈下が起きると二度と元の高さまで戻ることはない不可逆性を持ちます。
局所の地盤沈下は、局所的な揚水や、元々水田(軟弱地盤)だった地域に建物が構築されたような場合に、
地耐力を超えて荷重が載荷されることにより地盤沈下が発生し、建物が被害を受けます。
地盤沈下の中でも、ある建物の地盤において、建物直下の場所ごとに沈下量の異なる地盤沈下を起こすことがあり、これを不同沈下若しくは不等沈下といいます。このような場合、建物全体が傾いたり外壁等に亀裂を生じるなど、建物他に大きな被害をもたらすこととなります。また、建物が傾けば、住人にとって不便であり不快であり、健康に支障を来す事態にまで至ることもあります。